子どもたちがこれからの時代を行く抜くために必要な5つの力

夢新聞協会の米澤晋也です。
久しぶりに夢新聞のブログを更新しました。
何ヶ月ぶりだろう?
今日は、来月、1月に講演会があり、その内容をまとめていて思ったことを書きました。

「これからの時代を生きる子どもたちにはどんな力が求められるのか?」という話です。

子どもたちは正解のない時代を生きていく

僕は今、46歳ですが僕が生きてきた時代と、今の子どもたちが生きていく時代は大きく違います。
どう違うか?
これまでの社会は大量生産・大量消費に基づいた経済が成長する時代でした。
企業の命題は効率性でした。
画一的に管理し、どれだけ効率よく生産するかが命題だった。
そういう時代の理想の人材像はロボットです。
言われたとおりにキチンと動く。
だから教育もそれに応えたのだと考えています。
それは、例えるならパズルを解くような力です。
パズルって「これが正解」って絵があるでしょ?
それに向かいどれだけ効率よく組み立てられるかが問われたわけです。

でも、今は「レゴブロック」をつくるような能力が求められます。
正解がない、言い換えれば無数にあるわけです。

例えば、数年前に友人がカフェをオープンしましたが、その時に「正解がない」ということを痛感したそうです。
以前であれば、消費者に「どんなカフェが良い?」と聞けば、自分が行ったことがある都会のオシャレなカフェをモデルに答えてくれました。
でも、今は一通り、出揃った。
だからなかなか答えられない。
で、オープンしてから「そうそう、こういうのが欲しかったのよ」と言う。

これからはオリジナルの解を生み出す力が求められます。

偏差値の高い大学に行き大きな企業に勤めれば安泰という時代ではない

さらに、これからは正規雇用の割合が減り、契約社員、派遣社員が増えます。
経団連経団連が以前に発表した「新時代の日本的経営 〜挑戦すべき方向とその具体策〜」によると、長期雇用の割合が5%、有期雇用が95%だと予測しています。
時代の変化が激しく、組織を固定化すると変化に対応できないからです。

これに加え、AIの発達により産業の新陳代謝が活性化します。

つまりこれからは転職が当たり前になると考えています。
僕は、夢新聞を通じて、子どもたちに「どんな時代、どんな場に行ってもたくましく生きる力」を身に付けて欲しいと考えています。
その理由は、取りも直さず「新しい時代」「新しい場所」を何度も経験することになるからです。

そんなことを踏まえ、僕が一番、危機感を持っているのは、僕の同世代の親たちが昔の価値観を引きずっていることです。
僕もそうですが、自分が生きてきた時代がこれからも続くと思ってしまう。

だから「なんとなく」偏差値の高い学校に入って欲しいと願うし、安定した大きな企業に入って欲しいと思ってしまう。

視点を変える必要があると考えています。

これからの時代を生き抜くために必要な力とは

これからの時代を生きるために必要な力を、僕は次のように考えています。
1、一歩前に踏み出す力
2、粘り強く考え続け、行動し続ける力
3、創造性
4、他喜力(人に喜ばれることを嬉しいと感じる力)
4、仲間と共創、協働する力

これは経済産業省が掲げる「社会人基礎力」を、経営の最前線にいる僕なりに解釈したものです。

そして、夢新聞協会では4番目の「仲間と共創、協働する力」を起点にし、残りの3つが発動するように夢新聞ワークショップを組み立てています。

新しい挑戦が求められる時代…でも、1人では怖くて一歩を踏み出せない、1人では途中で諦めてしまうかもしれない、1人では知恵が出ない…でも、仲間と協働すればできる、協働には他喜力が必要…
そう考えています。

2020年から大学入試が大きく変わります。
人によれば「戦後最大の改革」と言います。
これまでは覚えた知識を単発で答案用紙に吐き出す入試だったのが、知識を自分なりに解釈し考え、自分の意見としてアウトプットする入試に変わります。
もちろん学力も求められます。

さらにすべての学校でアクティブラーニングが導入されます。

時代が大きく変わろうとしている。

そんな時代を見据え、僕の親友であり夢新聞協会の理事である太田 知孝さんが経営する塾では「新時代を生きる力」をテーマに様々なコンテンツを提供しています。
HPはコチラ!
「まんてんスマイル」

で、彼が1月21日に小学4年生を対象にした夢新聞ワークショップを企画し、その基調講演で僕が今日の記事の内容をお伝えするというわけです。
夢新聞ワークショップにお子さんだけ参加されるもよし。
講演会に大人だけが参加されるもよし。
一番は親子で参加されることだと思います。
あ、描いた夢新聞は10年後に届けられるそうですよ!

お申込みはコチラから。
https://goo.gl/forms/baxwuQIpYOQQjfK63

お問合わせはこちらから。
一般社団法人 ゆめ色みらい教育協会 事務局
TEL:0263−87−1925
yumeiromirai@gmail.com

長い記事にお付き合いいただきありがとうございました!