人と人を繋ぐ蕎麦会東日本東北で初開催

蕎麦と次世代を繋ぐ夢のチケット

人と人を繋ぐ蕎麦会東日本東北で初開催
 

※この記事は今はフィクションですが、塙さんが平和への願いを込めて「ありがとう」を毎日伝える事で、実現を目指して参ります。

2019年2月14日(木)に福島県福島市の飯坂旅館で『人と人を繋ぐ蕎麦会in東北東日本』が開催された。蕎麦職人、蕎麦農家など業界関係者で蕎麦をこよなく愛する人たちが集い、東北を中心に全国各地から25名が参加した。この会は自分たちで打った蕎麦と地元の酒を飲みながら語り合い、人間味に触れ合うことで刺激し合って蕎麦業界を盛り上げる、今までの常識をガラガラと崩すような画期的な活動だ。

2017年に東京で始まった蕎麦会は、長野、大阪など各地で定期的に開催し、今回は発起人の一人である長野県の「そば処木鶏」塙和貴さん(37)の故郷である福島県で初の開催となった。

塙さんは常々『人と人を繋ぐ蕎麦屋』でありたいとの想いがあり、東京都の蕎麦店主の菊谷さんと熱く語り合う中で蕎麦会の開催を3年前に決意し、一人、また一人と共感する人の輪が広がっていった。また、自分が若い頃を振り返り、美味しい蕎麦を食べて感動したこと、修行時代に”生き方”を教わった今は亡き福島木鶏の親方にも恩返しをしたいと考え、昨年5月の蕎麦会in東京では、そば職人たちの親方、職人に憧れる若い人たちの三世代の交流を企画した。

そこへ育ての母と慕う福島木鶏のおかみさんも招待して手紙と花束を渡すと、「泣いて喜んでくれたのが、最高に嬉しかった」と恩返しできた喜びを語った。

 

また、塙さんは蕎麦店を開業する前から出張蕎麦打ちをしており、長野県内のお祭りや塙さんご夫妻が愛するフォルクスワーゲンの集いなど、様々な場所で提供し、たくさんの人を笑顔にしてきた。その中でも、家族旅行で出かけた沖縄の人や、奥様の操さん(40)の趣味であるアフリカンダンスのサブニュマのアフリカ人講師の方たちのように、産まれて初めて蕎麦を食べる人たちが、驚きと感動で幸せそうにしている顔を見るのが最高にたまらなかったそうだ。

操さんは『人と人を繋ぐ蕎麦会in東北東日本』で蕎麦会に初めて参加し「大将は全国で蕎麦打ちをしたいと前々から夢を語ってたんです。その夢を本当に実現させて、仲間や家族、そして大将の幸せそうな笑顔が見れて、ありがとうの声がたくさん聴けて、私は本当に幸せ者です(笑)」とお子さん4人に囲まれながら満面の笑みで語った。

塙さんに今後の夢を聞くと、「昨年の2月の蕎麦会in西日本でみんなで夢新聞を作成した時『人と人を繋ぐ蕎麦会in海外』を実現した!って夢で盛り上がったんですよ。

実はつい先日、サブニュマのアフリカ人の先生が、家族に蕎麦を食べさせたいから是非アフリカに来てくれ!って言われたんですよ。クラウドファンディングを活用して蕎麦会inアフリカを実現させて、蕎麦と笑顔の種を蒔きたいですね。そんで蕎麦業界が全世界の子供達の憧れの職業になって、次世代へ夢を繋いでいけたら最高っすね。」と熱く、熱く曇りない真剣な眼差しで語った。

今後も平和への願いを込めて「ありがとう」を伝え、全国の人と人、そして日本と海外を蕎麦を通して繋いでいくことが期待される。(経済部喜者 多田 啓二)